
栄養士&リハビリ助手岩元 春奈
(いわもと はるな)

栄養士&リハビリ助手岩元 春奈
(いわもと はるな)

理学
運動
栄養

リハ栄養って、、、?
リハビリの効果を高める栄養療法のことです。
右のグラフのように、運動や栄養単独の場合よりも、
運動と栄養を併用した方が
筋力や筋肉量が改善しやすい
と言われています。
栄養摂取のゴールデンタイムって知っていますか?
リハビリの合間や直後(30分以内)にたんぱく質と糖質を含んだ栄養剤を
飲むことによって、筋力や持久力がより増し、リハビリの効果を高めることが期待されます。
年を重ねるごとに、
疲れやすくなった
食事量(特に肉や魚の量)が減った...
と感じることはありませんか?
もしかしたら、「フレイル」「サルコペニア」と呼ばれる症状になっているかもしれません。
フレイルって?
加齢とともに筋力や活力が低下している状態(虚弱)をいいます。
健康と病気の中間的な段階で多くの高齢者がフレイルの状態を経て寝たきりなどの
要介護状態になると言われています。
しかし、対策することによって健康な状態に戻れる状態でもあります。
サルコペニアって?
主に加齢にともなって筋肉の量が減ることで体の機能が低下する症状のことをいいます。
また、加齢だけでなく栄養不足や運動不足、疾患の関係によっても起こります。
※BMI(体格指数)
=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
🌟あなたは大丈夫?サルコペニアをチェック‼️
① 体格指数(BMI※)が18.5未満
② 横断歩道を青信号で渡りきれないことがある
③ ペットボトルやビンの蓋が開けにくい
①に加え、②や③も当てはまる方は要注意!
フレイル予防・改善のカギは「食事」と「運動」
まず、転倒による骨折やフレイルの進行予防のために、筋肉を減らさないように注意しましょう。
筋肉の減少を抑え、増加させるためには「食事」による栄養摂取と筋力トレーニングなどの
「運動」が重要です。
特にたんぱく質は筋肉の主な材料となる栄養素なのでしっかりとる必要があります。
厚生労働省の『日本人の食事摂取基準(2015年版)』では、タンパク質の推奨量として、
30歳以上の男性で60g/日、女性で50g/日を掲げています。
例えば、、、
運動の効果が十分に発揮されるためには、筋肉の材料となるたんぱく質が不足しないよう、
日々の食事で十分に摂取することが大切です。
★やせ型だけでなく肥満も注意!
サルコペニアは高齢者や痩せの人だけの問題ではありません‼
肥満の方も筋肉が減り、脂肪が増える「サルコペニア肥満」の可能性もあります。
肥満とサルコペニア、両方のリスクを併せ持つため注意が必要です。
全体的に食事量を少なくするダイエットを行うと筋肉の減少につながるので,
たんぱく質は減らさずに糖質や脂質を制限していきましょう。
最近、食欲が落ちた、筋肉が減った気がすると感じている方はぜひ栄養士に相談に来てください!!

サルコペニアの原因
・加齢
・活動量の低下
・さまざまな疾患
・栄養不足

